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auroraの思考のアーカイブ。

【ライブレポ】モリッシーのライブ(2012年4月24日、Zepp Tokyo公演)に行ってきた。

The Smithsというバンドは、俺にとって三本の指に入るくらい好きなバンドだ(ちなみに残りの二つはBlink-182とSmashing Pumpkins)。

そのボーカルのモリッシーが来日するということで、あまり外出しない俺も約5年ぶりに(2007年のX JAPANの公開PV撮影以来)お台場に行くことになった。

自分でチケットを買っといてこんなことを言うのもなんだが、正直なところ、行くのが億劫だった。というのも、今回のライブに行く前の俺は、「ステージの下で誰かの演奏を見ているより自分自身がギターで爆音を出す方が楽しい」という考えを持っていたのだ。だからわざわざお台場まで電車で行くのが面倒だった。

だがその考えは、今回のライブに行ったことで多少変わることになる。

Zepp Tokyoに到着したのは、開演時間の19時ほぼジャストだった。
荷物チェックをしてもらっていると、開演のベルが聴こえてきた。

ちょうど会場の通路を歩いていたとき、怒号のような歓声と轟音とともに聴こえてきたのは「How Soon Is Now?」。

その迫力は、俺はもしかして間違えて別のハードロックバンドのライブに来ちゃったんじゃないか?と思うほどのものだった。

あと、ライブって実際に始まるのは開演時間より遅れるのが普通だと思っていたので、開演時間通りに演奏が始まったのも意外だった。

急いでライブハウス内に入ると、天井が高く広々としたスペースに轟音と照明が入り乱れた幻想的な空間が広がっていた。Zepp Tokyoに来たのは今回が初めてだったが、その開放的な雰囲気をすぐに気に入った。

感覚としては、デカいライブハウスにいるというより、普通の大きさのライブハウスにスモールライトで小さくなった自分がいる感じ。

気に入ったのは、天井が高く広々とした空間だけではない。「自由度の高さ」だ。
Zepp Tokyoは建物の規模こそホールのような体を成しているものの、あくまでも巨大な「ライブハウス」であり、音響はしっかりしているし、出入口もたくさんあってライブ中でも自由に出入りできる。

喉が乾いたらドリンクを買いに行けばいいし、トイレに行きたくなったら行けばいい。
俺はコンサートホールや映画館のような途中退室しづらい環境が非常に嫌いなので、この点は特に特に気に入った。

また、Zepp Tokyoのいいところは、人によってライブの楽しみ方を選べるという点だ。

最前で熱狂する人。隅っこでビール片手にまったりと眺める人。あるいは二階席で座りながらミュージカルを観るような感じで上からライブを見てる人。それぞれがそれぞれのスタンスでライブを楽しめる。
観客誰もが終始立ちっぱで大暴れしなくてもいい、というのはいいね。

さて、話が逸れてしまったのでライブ本編の話に戻る。

俺はモリッシーの曲を知らないし、スミスの曲も全て知っているわけではないので、「あ、この曲知ってる」ってのはそれほど多くはなかったが、サポートミュージシャンのパワフルで巧みな演奏とそれにかき消されないモリッシーの声量ある歌声によって、知らない曲でも十分に楽しめた。

最初に音を聴いたときハードロックバンドかと思った、とは先に書いたが、力強い演奏を聴きながらそれもあながち間違いではないなと思った。スミスはジャンルこそネオアコに属しているものの、曲をライブで演奏するとハードロックバンドにも引けをとらない迫力があった。スミスはパワフルな「ロック」バンドだ。

モリッシーの歌は凄かった。喉からCD音源だった。流石に82年のスミス結成時から30年第一線で歌い続けてるだけのことはある。

ボーカルはカラオケとは違う。歌が上手いことは最低条件にすぎなくて、大音量の演奏にかき消されない声量を持った強靭な喉を「楽器として」鍛えなければならない。50代で一時間半の間あの声量をキープしながらステージに立っていられるのは、モリッシーが日々喉と体を鍛錬しているからに違いない。

モリッシーは気難しいイメージがあったのだが(実際そうなのだが)、少なくとも俺が見たステージでのモリッシーは気さくでサービス精神に溢れるエンターテイナーだった。「ドーモ」とか「アリガート」とか言ったり犬の鳴き真似をしてみたり侍の物真似をしてみたり。観客にマイクを渡して喋らせるというパフォーマンスまでしていた。

アンコール以外で良かったのは「Last Night I Dreamt That Somebody Loved Me」。自分はこの曲は頻繁に聴くわけではないが、ライブバージョンはとても良かった。CD音源を超えていたと思う。

アンコールはスミスの代表曲「Still Ill」。
チャカッ、チャカッ、チャカッチャッチャッと最初のギターのブラッシングが始まった瞬間歓声が起こり、それに続いてギターのイントロが始まると会場の盛り上がりは最高潮に。ギターの人のブラッシングも心なしか力が入ってる感じがした。

終始ステージの隅の出入口付近で静かに見ていた俺もこの曲では飛び跳ねた(おそらくそれが原因でこれ書いてる今もふくらはぎが筋肉痛)。当然ながらこの曲が今回のライブで個人的に一番良かったのは言うまでもない。

モリッシーは観客にもらった大きな日本の国旗をエプロンのように腰に巻いて歌っていた。これは意外だった。モリッシーは日本に対して少なくともいいイメージは持ってないだろうと思ってたから、国の象徴でありアイデンティティである国旗を身につけるってのは意外だった。

ステージの上に上がってモリッシーに抱きつくファンも現れた。この光景は、前にYouTubeで見たモリッシーの海外でのライブ映像そのままでデジャヴだった。
Still Illでテンションが上がってファンがステージに上がってモリッシーに抱きつくのは、万国共通なんだろうな。この現象を「にゃんまげタイム」と名付けるか。

まぁそんな感じの一時間半のステージだった。正直もっとスミスの有名な曲を演ってほしかったってのはある。それこそ「This Charming Man」とか「Barbarism Begins At Home」とか「The Headmaster Ritual」とか「心に茨を持つ少年」とか「There Is A Light That Never Goes Out」とか「Ask」とか。

まぁ今回のライブは”モリッシーの”ライブだからな。俺が行った前日の公演ではStill Ill演らなかったらしいし、まだ良い方だったのかもしれん。別にモリッシーのライブに限らず、「あの曲演らなかったね」ってのは誰のライブでもあることだ。

それでも今回のモリッシーのライブは、俺が今までに行ったライブの中で最高のライブだった。


さて、まとめに入るが、今回のライブで得た最大の教訓は、「実際のライブとライブ映像は全然違う」ということだ。音と光が飛び交う熱狂的で幻想的な空間で繰り広げられる狂騒は、映像では絶対に体感することはできない。

YouTubeでライブ映像を見たからといってライブに行った気になってはならないし、ライブ映像を見ただけで「こんなもんか」とそのアーティストの評価を下してしまうのも尚早だ。

逆に言えば、アーティストの真価はライブでこそ問われる、ということだ。ライブの迫力の前では、音源すら名刺程度の意味しか持たない。近年CDの売上は減少していてもライブに行く人達が減らない理由がわかった気がした。

だから俺は、あまりよく知らないアーティストでもちょっとでも気になったら映画を見に行くぐらいの軽いノリでとりあえずライブに行ってみればいい、と思う。Zepp Tokyoみたいないいライブハウスだったら、知らないアーティストのライブでも開放的な空間と爆音と熱狂でそれなりに楽しめるんじゃないかと思う。


百聞の音源は一見のライブにしかず。


↓スミスの代表曲が一通り聴けます。おすすめです


[ 2012/04/28 04:17 ] ライブレポ | TB(0) | CM(1)

【書評】:梅原大吾 著『勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」』〜かくして、ウメハラはリュウになった〜

これまでのウメハラ氏といえば、飄々としていて感情をあまり表に出さないクールな天才肌、というパブリックイメージがありました。

しかし、本書に綴られた数々のエピソードは、そのイメージを180度覆すものでした。

本書にはウメハラ氏の生い立ち、ゲームとの出会い・栄光・挫折、ゲームから離れていた間にしていた麻雀と介護の経験談、再びゲーム界に復帰し、プロゲーマーになるまでの過程、そして現在のプロとしての活動におけるスタンスや日々の生活サイクル等が赤裸々に綴られています。梅原大吾という一人の人間の半自伝的作品と言っても差し支えないでしょう。

周囲のクラスメイトが次々と将来の進路を決めていく中、自分にはゲームしかない、とがむしゃらにゲームに没頭しながらも、本当にゲームばかりしていていいのだろうか、という葛藤が頭をよぎるウメハラ氏。

“2D格闘ゲーム界の神”と称された彼もまた、私達と同じように、いやそれ以上に悩みを抱えていた“人間”でした。

印象的だったエピソードは、四連覇がかかった大会(おそらくカプエス2の全国大会だと思われる)の前にプレッシャーでまともに食事もとれず体重も激減するくらいに精神的に追い詰められていたという話です。
いつも飄々としていて、大舞台でプレッシャーなど微塵も感じさせない立ち回りを見せる彼からは想像もできませんでした。あのウメハラでも大会のプレッシャーを感じたことがあったのかと。

そして、ウメハラ氏は数々の勝利と敗北を通して、本当に重要なのは大会の勝利という目先の栄光ではなく、日々の自分の小さな成長こそが目指すべきものだという境地に至ります。

目先の栄光(目標)よりも、日々の成長(目的)。この姿はまさに、スト2のエンディングで大会の表彰式に姿を現さず、「俺より強い奴に会いに行く」と戦いの荒野へ旅立っていったリュウそのものではないでしょうか。

数多の戦いを通して、ウメハラ氏は奇しくも自らが操っていたリュウの境地に辿り着いたのです。

彼がゲームで培った勝負哲学は麻雀にも発揮され、麻雀の世界でもウメハラ氏はトップレベルになります。この事実がはからずもウメハラ氏の勝負哲学がゲーム以外の分野でも役に立つことを証明しています。

だからこそ、本書はあらゆる分野で努力しているどんな人達にとっても成功のヒントになる普遍性を持っていると思います。

ここからは余談ですが、本書をきっかけにウメハラ氏に興味を持った方は、ウメハラまとめサイトに掲載されている「ウメハラ本」の項目を読んでみることをおすすめします。ウメハラ氏にまつわる数々の伝説とウメハラ氏の格闘ゲームにおける思考をより詳しく知ることができます。

あと、「これ探検家とか入ってませんけど・・・」は久々にウメハラ節って感じで笑いましたw 新たなウメ名言だと思いました。

(同じ文章をAmazonのレビューにも投稿しています)




[ 2012/04/27 01:00 ] 書評 | TB(0) | CM(0)

例大祭欠席のお知らせ

大変申し訳ありませんが、体調不良により明日の例大祭は欠席します・・・。頒布予定だったコピー本は後日ブログ及びpixivで公開します。楽しみに待っていて下さった方々には本当に申し訳ありません。公開まで今しばらくお待ち下さい。
[ 2010/03/13 20:11 ] 雑記 | TB(0) | CM(0)

009

009

ご無沙汰しております。
Twitterが非常に手軽なので、ブログを書く気が失せますね。
今後このブログは作品発表及び告知の場となるでしょう。
練習として描いた模写や絵画教室で描いた絵なども載せていく予定です。
↑の島村ジョーは、2009年は千年に一度の009イヤーということで描きました。


[ 2009/12/31 19:04 ] | TB(0) | CM(0)

Twitterはじめました。

http://twitter.com/aurora1226
今後ブログに書くほどでもないことはTwitterの方で書いていく予定です。
[ 2009/09/01 22:41 ] 雑記 | TB(0) | CM(0)
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